ニホンコウジカビを見習う

どんなに仲の良い友人同士でも

親子でも、親友でも

ふとした事がきっかけで、

気持ちがすれ違ってしまう、ということがある

そんな時、つい誰かに「聞いてほしい」と、思ったりする


言ってしまうと

とても気持ちがすっきりしたように、錯覚する


しかし

口に出してしまったその時から

不満はとめどなく噴出して

同調されるとそれは

余計に増幅して行く


それはまるで

「菌糸を伸ばして成長する、カビのように」


そうするともう

すれ違ってしまう以前の気持ちには、戻れない


これを俗に「毒を吐く」という


日本の発酵食に必要な「コウジカビ」

「カビは毒」と言われていた認識を覆し

カビ毒を出さず、日本の醸造文化になくてはならない大切な役割を果たす


これは天然ではなく、実は「飼いならされた結果」だと言われている。


カビは、自身の身を守る際に毒をつくる。

しかし大事にされていれば、毒をつくる必要はないのだそうだ。


「このカビは醸造に役立つ」と知られてからは、

日本人に大切に大切に、守られてきた結果

毒をださず、有益な働きをするように、毒を出す働きが退化していったとのこと


苦い経験も

根も葉もないうわさも

理解を得られなかった悲しみも


これは煎じて

薬にするなり、甘露にするなり

周囲を自ら「有益」に変えて行けばよいと思う


「毒を吐く行為」を退化させていき

ついには毒の吐き方を忘れてしまった「ニホンコウジカビ」のように…



「毒を吐く」前に


是非考えて


その毒はいつか

あなたを苦しめるかもしれない、

あなたの動きを制止するかもしれない、と。


コウジカビの生き方に教わるのはどうだろう?


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お豆腐、おから、発酵サロン「米乃花」主宰

一般社団法人 おから再活研究所

代表理事 松田由己

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おかラボ主宰 「米乃花」 松田由己の”醸してCome ON!”

味噌、発酵に関することや 糀、野菜、果物、旬の食材 伊豆の自然に関すること そしてあなたの人生も… 醸して熟成させてみませんか? https://okarabo.com